はかりの校正サービスと証明について知ろう

計測時にずれが生じる場合もある

はかりは物の重さを正しく計る道具として、古来からビジネスなどで活用されてきましたし、家庭などでも使用されてきました。しかし、このおもりがきちんと正しく重さを計ることができないまま使われていたとしたらとても困ったことになってしまいます。実は、はかりは使い続けているとだんだんと基準値がずれてくることが起こりえるのをご存じでしょうか。この道具は日常的に使用していても、保管していて使用しなかったとしても、だんだんとずれが生じてくることも知られています。使用しなければずれは生じないと思われるかもしれませんが、保管する際に上に物を載せた状態のままでいたり、湿気などで鉄部分に錆が生じるなどすると、ものを載せて計ったときに正しく計測できないことは多いです。また、毎日使い続けていた場合も、だんだんと内部の部品が摩耗するなどするとずれの原因にもなりますし、メンテナンスは不可欠といえます。

定期的な調整による信頼性の向上が期待されている

はかりはだんだんとずれが生じることがあり、定期的なメンテナンスとして校正といわれる調整作業が必要な道具になります。例えば、ビジネスで量り売りをしながら物品などを販売している場合には、正しいという前提で使用される計測機器の測定がきちんとなされていなければ大変困ったことになります。また、薬局などで患者さんに渡すお薬の調剤を行う場合、正しい量が計れなければお薬の安全性という点でも不安が生じます。したがって、こうしたはかりの計測の適切さはきちんと維持していく必要があり、こうした校正を行うことは信頼性という点でも不可欠といえます。このような調整は国に届けて認定された業者などで行われており、こうしたサービスを定期的に利用すると計測の正しさを維持することができるのです。

計測機器の調整に関する国際的な通用性もある

このような校正サービスを提供する業者は、国家基準に則って業務を行っており、調整を行ったことを客観的に証明するための書類も発行可能になっています。また、日本国内だけで正しいということが証明されても、海外のビジネスの相手と貿易などを行っている場合、その計量が国際的に正しいことを証明できた方が信頼背は高いですし、実際に計測の正しさの国際的な通用性は必要とされています。こうした点については、日本で用いられている計測機器がきちんと適切な形で適切な量を計測できるということを証明する国際的なシステムがあり、そのシステムに則った校正サービスを受け、それを証明してもらうことができます。その証明は国際通用性を持ち、海外の貿易相手からの信頼をきちんと維持できるようになっているのです。

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